松浦カイのブログ

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《トラゴエディア》考察・試験版

ゴーズの復習の後に続けてトラゴのことを書こうとしたら、ゴーズのおさらいが思いのほか長くなってしまったので別記事にしたというお話し。
■《トラゴエディア》を警戒する際の殴る順番について
相手の手札の枚数を常に把握しておくことを前提とする(DOならともかく、リアルでは不自然にならない程度の観察力が必要かも)。

○相手モンスターが存在する場合

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相手の手札は4枚(つまりトラゴを出した場合のサイズは1800)とする。
早速だが既にこの時点でゴーズ警戒時のプレイングとトラゴ警戒時のプレイングは合致しない

ゴーズ警戒の場合はガロスで終末を倒した後にライラでダイレクトするのが正解。しかし終末を倒した時点でトラゴを出されると攻守1800がライラの前に立ち塞がることになる。
トラゴを警戒するならライラで終末を殴るのが正解である。この時点でトラゴを出されても問題なくガロスで倒せるからだ。そういった意味では手札3枚×600のトラゴを倒せるガロスの攻撃力は意識すべき数値である。
(ただしライラで終末を殴り、ガロスでダイレクトをした際にゴーズが出てきたら悲惨だということも当然忘れてはならない。)



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続けてこんな状況。相手の手札は同じく4枚(=トラゴは1800)。
ブリューナクは倒せないからせめて終末を倒そうという場面だが、これまでなら少しでもダメージを多く与えられるようにガロスで殴るのが普通である。相手に450の戦闘ダメージ。しかしそこでトラゴが出るとライラでは倒せない。
ライラで殴っておけばダメージは300に減るがトラゴ警戒になる。
いわゆる『最悪の想定』というやつかもしれないが、ダメージ150の差で相手が後々クレボンスや洗脳のコストを払えなくなったりする可能性もあるわけで、そこに完全な正解はない。と思う。



○相手モンスターが存在しない場合
前提条件として「相手の墓地にゴーズがあってトラゴだけを警戒すればいい場合」とする。

相手の手札枚数を確認し、

『出てくるトラゴを誰も倒せないなら』1番サイズが大きいモンスターから、
『出てくるトラゴを倒せるモンスターが1体でもいるなら』1番サイズが小さいモンスターから
殴るのが基本。


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上の状況の場合『相手の手札が5枚(=トラゴは2400)か、それ以上ならガロスから殴る』しかないが、『相手の手札が4枚(=トラゴは1800)ならライラから殴らなければいけない』。



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相手手札は4枚(=トラゴは1800)。
ゴーズ警戒ならライラから殴るところだが前提条件の通りゴーズを無視していいとするなら、ここはルミナスから殴るべきである。
その理由を順を追って見てみよう。

1:ライラで殴ってトラゴ出る。ケルビムでトラゴ倒して、ルミナスで殴って総計2700ダメージ。

2:ルミナスで殴ってトラゴ出る。ケルビムでトラゴ倒して、ライラで殴って総計2700ダメージ。

結果は全く同じであるが、これは相手の手札にトラゴエディアが1枚しかなかった場合である。トラゴは現在デッキに3枚まで入るということを忘れてはならない。


1の順に従い、ライラで殴ってトラゴが出てきた場合、



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※相手手札は3枚なのでトラゴのサイズは1800。
※目安として攻撃済のモンスターの上にカウンターを置いておく。

こうなると非常に困る。
つまり『ケルビムで倒されるにも関わらず、相手がトラゴをあえて攻撃表示で出してきた場合』である。
ケルビムでトラゴを殴り相手がもし2枚目のトラゴを出してきた場合、ルミナスではサイズ1200のトラゴを突破できない。トラゴが生存するということはすなわち返しのターンにこちらのモンスターのコントロールを奪われる可能性が出てくるということだ。
ブラフの可能性があるにしろトラゴの表示形式を決めるのが相手である以上、無駄な駆け引きを強いられることになる。

2の順番で殴っていけば、1200のトラゴが出てきてもライラで倒せる。そうなると相手は全部のアタックを食らった後にトラゴを出してくるだろうが、1の順番で殴った時のような無駄な駆け引きは起こり得ない。




総じて、ゴーズにしろトラゴにしろ『最後のアタックの後に出されるのは仕方がない』のであって、それを踏まえて『可能な限り相手のライフを多く削るにはどういった順番で殴るべきか』を考えるのがゴーズ警戒あるいはトラゴ警戒であるということを意識しよう。
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